Pure×Cure 発売直前インタビュー(1)
20050208-22:19 コメントする トラックバックする
シナリオの草壁よしおさん。

マスターアップお疲れさまでした。ところでシナリオがクソ長いよ!
わかってるよ!
いや、冗談抜きで長いんですけど。デバッグやれって渡されてからションボリしましたよ?
え、でも途中で飽きたりしました?
いや、それはなかったですけど…。
という訳でシナリオの草壁よしおさんですこんにちは。早速ですがとっとと聞きたいこと聞きます。今作はどんなことを念頭に話作りされたんでしょうか。
エラソーですね(笑)
ネタバレにならない程度に簡単に言うと、「主人公とヒロインのマンツーマンにならないオハナシ」って感じでしょうか。ホラ、攻略ルートが決まった後はそのヒロイン一直線ってのじゃなくて…。
というと?
作品内での人間関係を重視したんです。これは僕だけでなくスタッフ全員の共通意識なんですよ。どんなルートでも人間関係をアピールしたい。そしてそれがどの様に各キャラクターの糧になっていくのか。そんな部分を念頭に置いたシナリオを作りあげたつもりです。
それはヒロイン相互間の絡みに重きが置かれているってことですよね。
ヒロインだけではなくて、主人公を一つの求心力とした人間関係ですね。そして主人公も決して万能じゃない。周囲の人たちの力を借りながら問題を解決し、成長していく…そんな人間関係です。
なるほど。だから、プレイヤー的にもちょっと心が痛くなるようなシーンが有ったりするわけですね。
はい。ちょっと辛いこと有った方が後の幸せ感もあがるじゃないですか(笑)
それは冗談としても、プレイヤーにも人間関係おける葛藤を疑似体験してもらいたいからってのもあります。
それにしても長いですねこのシナリオは!
またそれですか(笑)
シナリオについては企画会議から大騒ぎだったんですよー。
大騒ぎって…。
本当に大騒ぎです。1日に13時間くらい議論しつづけたりとか。そこまで議論したからこそ、スタッフ間にストーリーを共有している感覚が芽生えたとも思えますが。
僕は、「ヒロインは5人が限界!」って強硬に主張してたんですよ!
えー?
セバス 「ヒロインの扱いに差をつければ7人いけるって」
よしお 「しゃーないなー。んじゃ、7人でやってみましょ」
けんせい 「シナリオのクオリティを偏らせるのはイカンよ。7人とも充実したシナリオであるべき」
よしお 「……………」
…とまぁ、そんなイキサツがありまして。
それが膨大なシナリオの原因ですか。
でも、今では全員に愛着を持っていますよ。やってよかったな、と。全員の魅力をアピールできるシナリオが書けたと思います。
ヒロイン以外のキャラも濃いですよね、Pure×Cure。
脇役というとどうしても場つなぎって扱いになりがちです。でも脇役たちにも世界があるし、人間関係があるんです。1人だけで解決できないときは主役たちみんなで、主役たちで解決できないときには脇役のヘルプも使って。そう考えていたら脇役もやたら目だって来ちゃって…もはや準主役ですね。
なるほど、ここでも「人間関係」というのがキーワードなんですね。というか、こんだけの文章どれくらいで書いたんですか?
うーん、全部で2.5Mbですから、250kb/月くらいかな?
んー、物書きじゃないイシダにはよく分かりませんけど、とりあえずそのまま記事に掲載しときますね。
他のライターさんに比べたら、かなり遅いと思いますよ。その分、シナリオを練りこむことに時間をかけました。
では、適当にシメてください
適当て…。
ゲフン。スタッフ一同全力で作りました。体験版の雰囲気に惹かれた方は是非プレイしてみてください。草壁よしおでしたー。
ありがとうございました。
ちょっとしたアンケート
Q1.Pure×Cureを送り出すキモチは?
娘よ、幸せになるんだぞ。
Q2.Pure×Cureの一番のアピールポイントは?
シナリオに絵に声に音楽…、それぞれの要素が調和してかもしだす穏やかな雰囲気。
Q3.自分が担当した部分での一番のアピールポイントは?
“最終話”
Q4.営業してください。
ヒロインたちの行く末、最後まで見守ってあげてください。
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